なんとか人に追い付いて
自分を埋めるような日々に
飲み込んだ言葉を
束ねては捨てていく
何にでも綺麗な色を付ける魔法が
使えなくなっていたことに気付いた日
立ち尽くす傍で誰かが言った
“幸せは永遠には続かない”
それでも真昼の空に浮かぶ
月や星の瞬きを
誰にも知られず描いていたくて
捨てた言葉を拾い集めた
美しいだけとはいかない回り道で
受けた傷を優しさに変えたい
枯れた花束も蕾も抱いて
生きたっていいでしょう 歩いて行こう
信じていたくて僕は叫んだ
“悲しみは永遠には続かない”
言い聞かせていても もがき続けても
生きていたいよ この世界で