熱の夜に 目を覚ました

 

僕の生きる部屋はきっと気まぐれ

やがて崩れ落ちる閉じた世界で

 

いのちは いのちは

生まれて 波間に溶ける

揺れては 揺れては

消えゆく その日々の 意味は どこへ

 

僕の息が詰まる 此処は箱庭

部屋の隅で神の意志に怯えた 

 

泣いて 吐いて 明日もこのまま

僕は僕に慣れない

 

その手は その手は

言えない 言葉を紡ぐ

揺れては 揺れては

あなたに 届けばと 夢を 見るの

 

涙が 落ちたら どうか喉を揺らして

痛みを 拭ったなら

きっと誰かがどこかでいつか僕を愛すと

ずっと言い聞かせて ずっと嘘をついて

 

いのちは いのちは

生まれて 波間に溶ける

いつかは いつかは

消えゆく その日々の 意味を 知るの