白い日の雨音に

疲れ切って夢を見た

あれもないし これもないの

 

目覚めても見えはしないよ

一人切りで今日の始まり

砂を噛んでいるみたいに

 

全てが消えても

世界は見ない

明日を責めても

あなたは来ない

 

同じ陽をまるで消して

忘れ切った時を流せば

晴れもないし 雨もないの

 

薄く伸びた雲を掴んで

支えて来た夢の終わりは

一つだって色も無くて

 

全てが癒えても

このままいない

明日を責めても

あなたは来ない