寝苦しい夜の夢の端に

言えないことがまた増えた

触れないまま守り通してばかりの胸を刺すの

 

満ちてはまた消える声は

君を連れ去る 望む様に

吐いては入れ 揺れる日々に

右向けば風

 

空が街を濡らす音が

君の分まで埋め行くなら

季節がまた帰るのだろう

消えかけたにおいもすべて

 

咲いては枯れ 目を瞑って

生きて行く意味に気付かない様に

君の名前 僕の中から

連れ去って行って

ずっと遠くへ